みなさま、新年明けましておめでとうございます。

新年早々から地震など、心が痛む出来事が続いており、言葉がありません。

能登は数年前に観光に行ったことがあり、思い出のあるところです。

ちょうど夏でしたが、日本ではめずらしい、海水を利用した25ｍプールが輪島にあり、そこで泳いだことがあります。

輪島の朝市通りを歩いたり、輪島塗の工房を回って作品を鑑賞したり。輪島の高い文化や気品を肌で感じました。

本当に素敵な街です。

そして、海岸を珠洲に向けて車を走らせますと、「塩」を作って販売する業者さんが国道沿いに数軒連なっています。

「珠洲製塩」という会社の直売所に立ち寄り、社長さんから、敷地内にある製造工場を直接見せていただきました。

塩を作るということがこんなにも大変なことなのかと驚いたものです。

旅から戻ってから、その会社をSNSでフォローしていました。そして、今回の震災で情報がアップされず、とても気になっていたのですが、数日前の投稿で、会社は無事で、社長さんも無事だったとのことでしたが、

一部の従業員とはまだ連絡が取れていないとありました。

一方で、珠洲を応援したいと、多くの人が納期を指定せずに注文と代金だけを送ってくださってありがたいと書かれておりました。

納期は当面、工場が再開してからとなるわけですが、その目処も立たない中で、人々が応援しようと注文を入れてくださっているようです。

大変、心が熱くなります。

「珠洲製塩」から少し車を進めると見えてくる道の駅「すず塩田村」では、海水を汲んで直接、砂浜にかけて結晶を集める昔ながらの製塩法を取り入れた商品を販売しています。
その道の駅も敷地が隆起し、海岸沿いの国道が土砂崩れで寸断されてしまったようです。隆起によって海水が遠くなり、どうやって海水を運ぶかなど、新たな問題が起きているとのことです。
営業再開の目処は立っていないそうです。

美しい能登景色には良い思い出しかありませんが、今回、大きなダメージを受け、私も本当にショックですし、そこに暮らす人々ことなどを思いますと、本当に言葉がありません。

今回、被害に遭われた皆様には心からお見舞いを申し上げますとともに、一刻も早い復興をお祈りいたしております。

また能登に行きたいと思います。

とりあえずはみなさまのご無事をお祈り致しております。

北村嘉一郎